コトウミブックス魔解きシリーズ1『影絵の人々』(中編小説)
¥1,300価格
主人公の加藤冬廸(ふゆみち)は何ひとつ不自由のない恵まれた家庭環境に育ち、カトリック系の中高一貫の進学校に通っている。エリートの父と同じ道を歩むように親の敷いたレールの上で東大合格をめざして勉強にいそしむ毎日を送っていたが、あるときからそうした人生に疑問を抱くようになる。きっかけとなったのは、浦上和順という同級生だった。物静かだが、個性的な彼は強力な感化をおよぼしてきた。
親からは「神様だけを見ていなさい」と言われてきて、決して内面を見つめることのないようにしてきた冬廸は、「浦上君」の影響により、自己の内部を観察するようになる。彼自らが「こころの万華鏡」と名づけたものによって、冬廸の世界観は大きく揺らぎはじめる。やがて彼は浦上和順の意外な面を知ることになって……。
誰もが知らないうちに「情報」に染まっている。その外に出ないかぎり、「魔」は解けない。そこにチャレンジもある。魔解きシリーズ第一弾。
(初出から連載にあたって、加筆修正をほどこした部分が多少あります。)
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