今という時代に 私たちが心をこめて自らの真を語ることができますように
言海書店は一人ひとりの魂の力が最大となるよう 活気づける本やコンテンツをお届けしてゆきます


言海書店-KotoumiBooks-について
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった」
有名な聖書の一節です。
ところで、ヨハネ伝のこの冒頭部分には別訳のあることをご存知でしょうか。
それは、「初めに言があった」を「ロゴスは権威の中にあった」とし、
つづく部分を「ロゴスは神と共にあった。ロゴスは神であった」とするものです。
Εν αρχη ην ο Λόγος
(En arkhē ēn ho logos、エン・アルケー・エーン・ホ・ロゴス) (ギリシャ語原典より)
このなかの「ロゴス(Λόγος)」を「言」と訳させない根拠として、
「αρχη(アルケー)」をヨハネ自身が「初めに」ではなく
「権威」の意味で使ったとギリシャ語原典の原註にある点が注目されます。
この訳を推奨する人(*註)は、「ロゴスが、神から来ている永遠の生命、
まことの光であり、これがイエス・キリストに受肉化され体現されて
キリスト・ロゴスが備わっているように、《人間誰しもが共通の自己性として
同質の神聖性を内に宿している》」という真理を生涯にわたり説いた人でも
ありました。
(*註)…地中海に浮かぶキプロス島に生涯を送った神秘家にしてヒーラーの
スティリアノス・アテシュリス博士(親しみをこめて先生を意味するダスカロスと称せられた)
このように本来は神聖なはずの言葉がエゴイズムの道具として使用され、
昨今のフェイクニュースに象徴されるように何が真実なのかわからなく
なってきているのも、"人間が自らの出自を忘れ去ってしまったから"といえます。
一方、日本の江戸期の言霊学(神代学)の大家は人智を超えた神意を問う
フトマニ(布斗麻邇)に由来する五十音の法則を明らかにしました。
自らが神のロゴスから来ていると自覚し、神から言を授かっているとわかれば、
言葉を誤用できないはずです。
今こそ衰退した言霊の力を復活させ、いきいきしたロゴスの海につながるべきとき
です。
振り返ってみれば2001年にはニューヨークで911事件が、約10年後には
東日本大震災が起き、世界が大きく変わるそのたびに言海 調の作品は
生まれてきました。創作への原動力となったのは、この虚偽に満ちた世界の闇
にたいし、真実と真理の光を射しこませようとする衝動にほかなりませんでした。
《今という時代に私たちが心をこめて
自らの真(まこと)を語ることができますように》という願いをこめて―
言海書店は
一人一人の魂の力が最大となるよう活気づける本をお届けしてまいります。
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